理系大学院卒の就活はいつから?時期と学部卒の違いを解説!!

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「大学院卒の就活はいつから始めたらいいのか」について解説!!開始時期や学部卒との違いも紹介!!

「今回は大学院生の就活はいつから開始したらいいのか」について紹介しします。「大学院に進学したけどいつから就活を始めた方がいいの?」と疑問に感じている人が多いでしょう。理系大学院生は就活と研究を両立する必要があるので、早い段階から就活をスタートさせた方がいいでしょう。

就活における大学院生と学部生の違い4選

大学院生と学部生の就活には少し違いがあります。ここからはその違いについて紹介していきます。違いを理解することで効果的に企業にアピールする事が出来るので、以下の違い4つを確認するといいでしょう。

・企業から求められること
・大学院は専門性の高い業界に有利
・大学院生は研究に忙しい
・給料が異なる

違い①|企業から求められること

就活において学部生はポテンシャルの高さや若さを見られる点で大学院生は高い専門性や研究室生活を通して見につけたスキルを求められます。大学院生は研究をしていく上で、仮説を立てて、調査・実験によって検証し、結果に対する考察によって新たな仮説を導くというPDCAサイクルを回すスキルを身に付けていると企業は期待しています。

違い②|大学院は専門性の高い業界に有利

大手メーカーの研究職は理系の大学院生を求めることが多く、修士以上の取得を応募条件にしているところが大半を占めています。つまり、大学院(修士または博士)を出ることが前提条件になっていることが多いという事です。

違い③|大学院生は研究に忙しい

学部生と比べて大学院生はやることが多く就活と研究の両立は大変です。学部生は就活後に集中して研究に取り組めるのに対して、大学院生は研究と就活を両立する必要があります。大学院生1年においては研究や授業、ゼミへの出席、学会の準備・参加、学部生への指導などをしながら、自己分析や業界・企業研究、インターンへの参加といった就活準備をしなければなりません。

違い④|給料が異なる

学部卒と院卒では給料が異なり、初任給においては平均2~3万の差があります。その理由は院卒は専門性と即戦力となる実力を持っていると期待されているためです。ただし、継続年数で評価される企業であれば先に入社している学部卒の方が給料が高くなる可能性もあります。

大学院生の2種類の就活方法の違い

大学院生の就活方法は2種類あります。

1.推薦応募
2.自由応募
上記の2つです。
ここからはこの2種類の就活方法の違いとメリット・デメリットについて紹介します。

大学院生の2種類の就活方法

大学院生の就活方法は上記の通り、「推薦応募」と「自由応募」2つです。
「推薦応募」は学科推薦、研究室推薦、など教授のコネクションなどで就活する方法です。
「自由応募」は推薦を利用せず生徒個人で就活をする方法です。一般的な就職活動はこの自由応募になります。

推薦応募のメリット・デメリット

ここからは、推薦応募、自由応募のメリット・デメリットを紹介します。

・内定率が高い
・研究室のOBが多い
・専門性を生かせることが多い
推薦応募のメリットととして、全般的に大学院生の就職傾向を活かしやすい点です。研究と就活を両立したいい院生にとって「内定率が高い」のはありがたいですし、「専門性を活かせる」という点でも、院生の就活傾向にあっていると思います。
・内定を辞退できない
・推薦枠のある企業しか入れない
・推薦枠が1枠しかないときが多い
推薦応募のデメリットは「内定を辞退できない」「推薦枠のある企業しか入れない」などの柔軟性がないという所です。また、推薦応募で学校内で枠の取り合いになることがあり、その場合はGPA(成績)などを基準に選ばれます。

自由応募のメリット・デメリット

・好きな企業・業界を受けられる
・何社でも受ける事が出来る
・内定を辞退できる
自由応募のメリットは推薦応募のデメリットの反対に柔軟性が高いところです。「好きな企業を受ける事ができる」や「内定を辞退できる」などがあてはまります。
・競争率が高い
・時間がかかる
・専門性を活かせないことが多い
自由応募のデメリットは、推薦応募のメリットと逆で、院生の就活傾向を活かしにくい所です。「時間がかかる」や「専門性が生かせないことが多い」などが当てはまります。

大学院生の就活はいつから始まるのか

結論から述べると、大学院生(修士卒)の就活はM1(大学院1年生)の春から夏です。理系大学院生は就活と研究の両立が難しいので、早い段階から就活をスタートさせた方が良いでしょう。今回は就活スケジュールを5つの段階に分けて説明します。

‣M1:6月~|就活スタート
‣M1:7月~9月|サマーインターン
‣M1:10月~2月|最後のインターン
‣M2:3月~5月|説明会・エントリー開始
‣M2:6月~|本選考・面接開始

M1:6月~|理系大学院生の就活は1年生の夏から

理系大学院生の就活は修士1年生の夏(梅雨の時期)から始まります。この時期には夏の「サマーインターン」のエントリーや選考が開始されます。サマーインターンは知っている企業やなんとなく気になる程度の企業でも応募をしてみましょう。

M1:7月~9月|サマーインターン

選考を通過できたら、サマーインターンに参加しましょう。このインターンでは、

「自分はどのような企業が向いているのだろう」
「どのような企業や業界があるのだろう」

など、無数にある会社から自分に合う企業を考えたり、疑問をもって参加することが重要になってきます。

M1:10月~2月|ここが肝心!!最後のインターンシップ

秋、冬のインターンはサマーインターンと比べて実際に業務に触れたり、自分の知恵を試されるプログラムが多いです。企業の方についてもらい、最後にはフィードバックがもらえたりすることがあります。企業の方の評価が受けられる秋、冬のインターンが最も重要なので、志望する企業のインターンにはか応募しましょう。

M2:3月~5月|説明会・エントリー募集開始

3月になると本選考の情報が公開されます。同時に、説明会や採用エントリーの募集が始まります。説明会では、参加しないと内定が取れくなると言ったことはありませんが、貴重な情報を入手する事が出来るので積極的に参加するようにしましょう。
また、エントリーや本選考に備えて、3月あたりにES作成、5月あたりに面接対策を始めるのが良いでしょう。

M2:6月~|本選考・面接開始

6月から本選考、面接が開始されます。もちろん、6月までに面接対策をするようにしましょう。面接は大抵1つの企業で3回あります。かなりの量をこなすことになるので頑張りましょう。面接が終わり、内定が獲得できれば就職活動が終わるので、最後まで頑張りましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回の記事では…

・就活における大学院生と学部生の違い
・大学院生の2種類の就活方法の違い
・大学院生の就活はいつから始まるのか
について紹介しました。皆さんがイメージする就職活動と大学院生の就活は少し違いがあると思います。院生の就活は研究との両立が必須になるので、スケジュール管理が重要になってきます。また、学部生にはない「推薦応募」で就活をする手段もあるので、学部の就活とはまた違ったものになります。

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