海外留学に必要なものとして、クレジットカードがあるのはご存じでしょうか?実はクレジットカードには海外の旅行保険やマイルをためることができ、現金より多くのメリットがあります。ぜひ今回の内容を参考にしていただき、より良い留学生活を送りましょう!!
海外留学でクレジットカードを利用するメリット
安全性が高い
盗難や紛失時にとても安心です。現金を持ち歩く場合、盗難、紛失時にとても不便となり、被害届を出したとしても、現金は戻りません。しかしクレジットカードであれば、利用を停止することができ、停止期間前までに不正利用された場合も補償を受けられる可能性があります。紛失、盗難の場合に備えて、問い合わせ先の緊急連絡先を確認しましょう。ただし、クレジットカード非対応の場合は現金対応となるので、確認が必要です。
利用が他の支払い方法と比較して楽
海外送金は送金手数料や為替手数料、時間がかかります。また口座開設にも時間がかかることでしょう。また現金で利用することによって、盗難・紛失のリスクも高まります。反対にクレジットカードであれば、支払いも簡単で、現金の持ち運びを少なくすることができます。
カード付帯サービス
海外旅行傷害保険は学中のケガや病気の費用を補償するものが多く、期間は90日間ほどが基本で、短期留学であれば付帯保険で十分です。長期留学だとしても、初めの90日間は付帯保険を利用して、その後遊学保険を利用すると節約になるでしょう。サポートダイヤルも充実しており、病気やケガなどの心配ごとを日本語で相談することができます。他にも携行品損害保険という持ち物に対する保険も存在します。この保険では、留学先でカメラやパソコンなど、盗難や故障した場合にも使うことができます。
ポイントがたまる
ポイント還元率の高いカードを利用することで、クレジットカードをよく利用する留学生活では、ポイントがより多くたまるでしょう。また、ポイントの一つとしてマイルをためることができるため、航空券などにも有効です。
カードによる信頼性の証明
海外ではクレジットカードの信頼性が高いです。そのためパスポートよりも身分証明書の役割を果たすことがときどきあります。特にホテルやレンタカー利用時に重宝されます。また国際ブランドの場合は、パスポートの提示が要求されないことがあります。
現金よりもお得
円を外資に両替する場合、手数料が上乗せされます。もちろんクレジットカードの場合も手数料はありますが、カードの場合換算レートが良いことがあります。よりお得な方を選びましょう。
海外留学用のクレジットカードの選び方
海外旅行傷害保険が自動付帯か利用付帯か
自動付帯は、クレジットカードを持っているだけで自動的に保険が適用されます。利用付帯は、航空チケットやツアーチケットの代金をクレジットカードで支払った場合に、保険の適用となります。
国際ブランド
海外ではVISAやMastercard、JCBがおすすめです。それぞれ事務手数料や為替レート、対応店舗の数も国によって異なります。事前に国際ブランドについて確認しておきましょう。
アジア圏:JCB
アメリカ:American Express
アメリカ、カナダ:VISA、Mastercard
ヨーロッパ:Mastercard、VISA
ハワイ:JCB
年会費が無料か有料か
年会費が有料の場合は、その分のメリットがあるか確認しましょう。年会費無料の場合でも注意が必要です。永年無料の場合はありますが、中には初年度無料や実質無料など条件付きで無料となる場合があります。
キャッシング可能かどうか
キャッシング可能なクレジットカードであれば、現地通貨を引き出すことも可能です。ただし、いつでも引き出すことが可能ではないため、注意が必要です。キャッシング枠をつける場合は任意で申し込む必要があります。
留学時におすすめのクレジットカード!
JCB CARD W | 学生専用ライフカード | 三井住友カード(NL) | JALカード navi(学生専用) | セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード | ANAカード(学生用) | |
年会費 | 永年無料 | 在学中、卒業後も年会費無料 | 永年無料 | 在学期間中は年会費が無料 | 無料(26歳まで) | 在学期間中は年会費が無料 |
還元率 | 1.00%~5.50% | 0.10%~0.30% | 0.50%~5.00% | 1.00%~2.00% | 1.00%(海外でポイント二倍) | 0.50% |
旅行保険 | 利用付帯3ヶ月(最大2000万円) | 在学中自動付帯3ヶ月間(最大2000万円、卒業後は自動付帯なし) | 利用付帯3か月間(最高2000万円) | 動付帯の国内国外対応の旅行保険(90日間) | 自動付帯、90日間 | 国際国内対応、自動付帯(90日間) |
国際ブランド | JCBのみ | VISA、Mastercard、JCB | VISA、Mastercard | JCB、VISA、MasterCard | AMEX | JCB |
JCB CARD W
・発行条件は「高校生を除く18〜39歳以下」
・年会費永年無料
・ポイント還元率:1.00%~5.50%
ポイントが通常のJCBカードの2倍、1,000円につき2ポイント貯まり、さらにAmazonやセブンイレブン、スターバックスなど対象店舗の利用で還元率がアップ。
・最大15,500円相当プレゼント
・18~24歳の方限定!新規入会&MyJCBアプリログインでApple Gift Card(1,000円分)がプレゼント(2023年4月30日まで)
・利用付帯3ヶ月間、最大2000万円、ショッピング
・ETCカード、家族カードともに無料で追加可能
・最短3日で発行可能
・JCBのみ
・Wi-Fiルーターレンタル料金を20%オフ
・海外レンタカー料金割引のサービス
学生専用ライフカード
・在学中、卒業後も年会費無料
・還元率0.10%~0.30%
海外ショッピングで利用総額の3%をキャッシュバック(年間10万円に達するまで適用)
・自動付帯(在学中のみ)3ヶ月間、最大2000万円(卒業後は自動付帯の適用外)
・家族カードなし、ETCカード初年度無料で発行可能
ETCカード含みカード利用が一回以上の場合は、翌年度も無料。
・新規入会で一万円キャッシュバック
・最短二日で発行可能
・VISA、Mastercard、JCBの3つから選択可能
三井住友カード(NL)
・還元率:0.50%~5.00%
対象のコンビニ・ファーストフード・ファミレスなどで最大5%ポイント還元
・最大8,000円相当プレゼント()SBI証券口座開設&三井住友カードつみたて投資ご利用プランで最大20,000円相当のVポイントプレゼント)
・旅行保険利用付帯(最高2000万円、3か月間)
・家族カード・ETCカード(550円、初年度無料)
・最短5分で即時発行
・VISA、Mastercardを利用可能
JALカード navi(学生専用)
・発行条件は、18歳以上、30歳未満(高校生を除く)の方
・在学期間中は年会費が無料
・ポイント還元率:1.00%~2.00%
一般のJALカードに比べると還元率は2倍で、これは年会費3300円のショッピングマイルプレミアムのカードと同様です。
・区間マイルが100%
JAL特約店で買い物をすると、一般のJALカードと比べてマイルが最大4倍まで上がります。また在学期間中はマイルの有効期限が無期限です。飛行機の乗り継ぎが多い場合に特におすすめ。
・自動付帯の国内国外対応の旅行保険(90日間)、ショッピング保険が付帯
・ETCカードを追加可能
・新規入会で最大7000マイル、卒業後に2000マイルプレゼント
・約2、3週間で発行可能
・JCB、VISA、MasterCardの3つから選択可能
・特典航空券最大6割引
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレスカード
・年会費無料(26歳まで)
26歳以上は、初年度以降3300円の年会費がかかる。
・還元率1.00%(海外でポイント二倍)
・自動付帯の海外旅行保険、90日間
傷害死亡・後遺障害は最高3,000万円とトップクラスの手厚い補償。
・家族カード、ETCカード無料で追加可能
・最短三日で発行可能
・海外用Wi-Fi・携帯電話レンタルサービス
・手荷物無料宅配サービス
ANAカード(学生用)
・発行条件は、18歳以上の学生
・在学期間中は年会費が無料
・ポイント還元率:0.50%
・ボーナスのマイル
入会時、毎年のカード継続時に1000マイルを獲得できます。卒業して新社会人になるときも2000マイル追加されます。またANAグループ便の利用時に、カード提示によって獲得マイレージが100%となります。
・最大16000マイル獲得可能
・ショッピング保険と国際国内の旅行保険自動付帯(90日間)
・ETCカード、家族カードを追加可能
留学時のクレジットカード利用の注意点
キャッシング時の手数料と利息
クレジットカードでキャッシングする場合は、利息と手数料が発生します。また海外のATMだと、金融機関によっては手数料が追加で発生することがあるので注意しましょう。また手数料を考慮すると、一度に多額のお金を引き出すほうが良いでしょう。
パスポートの提示
海外でクレジットカードを利用する際にパスポートの提示を求められることがあります。特に高額支払いの場合、提示を求められることが多いです。ホテルは特に提示させられる可能性が高いので準備しておきましょう。
有効期限に注意
海外にいる場合、クレジットカードの有効期限が切れたとき、再発行するなどで更新する手続きがとても面倒です。前々から確認しておきましょう。また緊急で再発行する場合は、手数料として一万円ほどかかります。ただしこの場合のカードは海外での利用に限ります。
日本円、海外通貨のレートを比較
海外でクレジットカード支払いする場合、日本円と海外通貨を選択可能であることがあります。海外通貨の場合はカード会社の為替レート、日本円の場合はお店が指定した為替レートが適用されます。割安な方を選びましょう。
カードは二枚持ち
国際ブランドを使い分けるとより良いです。場所やお店によって使用に制限がかかっていることがあり、種類の異なる国際ブランドで利用することで、それぞれの強みを生かすことができます。カードの紛失、盗難、磁気不良などで利用できなくなった場合も、二枚目を利用することで、トラブルへ対応として予備のカード利用ができます。利用限度額に達してしまった場合も、二枚目を活用することで、対応可能です。また海外旅行保険は先ほど約90日間と紹介しましたが、二枚あることで合計半年間にすることができます。
カード作成の年齢制限
成人年齢が18歳に下げられたことで、18歳以上の方がクレジットカードを作ることができるようになりました。18歳未満の場合は、家族カードを利用すると良いでしょう。家族カードは家族が契約者であれば、審査なく同じカードを発行できます。高校生以下の場合原則として利用できませんが、中には海外での利用のみ高校生以上でも発行可能です。
まとめ
ここまで留学時におすすめするクレジットカードと、その注意点や選び方について紹介してきました。海外では、両替や海外送金で手数料などが多くかかることで、クレジットカードのほうがお得になることが多いです。また安全面においてもクレジットカードは最適だと思います。皆さんもクレジットカードを用意して留学に備えましょう!!
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